児童発達支援や放課後等デイサービスでは、子どもたちが安心して過ごせる居場所を提供するだけでなく、日々の活動を通じて成長をサポートする役割があります。とはいえ、毎日の活動を考えるのは意外と大変。
「今日は何をしよう?」「子どもたちが飽きない工夫は?」と悩む職員さんも多いでしょう。そこで今回は、子どもたちが喜び、発達支援にもつながる活動ネタを10タイプご紹介します。単なる遊びではなく、療育的な視点や保護者との連携も意識した内容ですのでぜひ参考にしてみてくださいね。
活動ネタ① 運動遊び(サーキット運動)
マット、平均台、トンネルなどを組み合わせてサーキットを作り、子どもたちが順番に挑戦します。ゴールした瞬間の「できた!」という笑顔は最高です。タイマーを使ってタイムを計ると、集中力もアップします。
- ねらい:体幹やバランス感覚を鍛える。順番を守ることで社会性も育つ。
- 工夫例:タイマーを使って「何秒でゴールできるか」を競うと集中力が高まる。
活動ネタ② 感覚遊び(新聞紙遊び)
新聞紙を破る、丸める、広げるなど自由に遊びます。新聞紙を破ったり丸めたりするだけでも、なかなか家ではできない遊びなので子どもたちは夢中になります。ボールにして的当てや玉入れに応用するとさらに盛り上がりますよ。
- ねらい:感覚統合を促し、ストレス発散にも効果的。
- 工夫例:新聞紙ボールを作って的当てや玉入れなどに応用するのもおすすめ。
活動ネタ③ 創作活動(季節の工作)
春は桜の壁面飾り、夏は風鈴づくり、秋は落ち葉アート、冬はクリスマス飾りなど。
- ねらい:季節感を取り入れることで感性を育む。
- 工夫例:完成品を持ち帰ることで保護者との会話が広がる。
活動ネタ④ クッキング体験
ゼリー、サンドイッチ、ホットケーキなど簡単なおやつ作り。買い物で社会性を身につけたり、材料を計る係、混ぜる係など役割を分けると、自然に協力する姿が見られます。アレルギー対応や安全管理は忘れずに。
- ねらい:買い物や調理工程を通じて「社会性」「順番」「役割分担」を学ぶ。
- 工夫例:材料を計量する係、混ぜる係など役割を分ける。
活動ネタ⑤ 音楽活動(リズム遊び)
太鼓、カスタネット、鈴などを使ってリズム遊び。好きな曲を選んで「演奏会」を目標にするのもいいですね。
- ねらい:音楽に合わせて体を動かすことで表現力を育む。音楽の癒し効果やストレス発散にも役立つ。
- 工夫例:「演奏会」をする日を設けると、目標への意欲や一体感が生まれる。
活動ネタ⑥ ゲーム(ボードゲーム・カードゲーム)
トランプ、UNO、すごろくなどを活用。勝敗を受け入れるなど、ルールを守る練習にもなります。
- ねらい:ルールを守る練習になり、勝敗を受け入れる経験もできる。
- 工夫例:ルールを簡略化して「みんなが楽しめる形」に調整。
活動ネタ⑦ 学習支援(プリント・タブレット学習)
個別の課題に合わせたプリント学習やタブレットを使った知育ゲーム。子供に合わせた内容で行うことで、自信につながります。
- ねらい:「できた!」という達成感が自己肯定感につながる。
- 工夫例:短時間で終わる課題を設定し、成功体験を積み重ねる。
活動ネタ⑧ 外出活動(近隣散歩・公園遊び)
公園での遊具遊びや鬼ごっこ、自然観察などもいいですね。交通ルールや社会的ルールを学ぶ機会にもなります。
- ねらい:外の環境に触れることで社会性や好奇心を育む。
- 工夫例:散歩中に「季節の花探しゲーム」をすると学びにつながる。
活動ネタ⑨ ごっこ遊び(お店屋さんごっこなど)
模擬通貨や商品カードを使って「買い物体験」。
- ねらい:数字やお金の概念を学べる。
- 工夫例:子どもが店員役とお客役を交代することで役割理解が深まる。
活動ネタ⑩ 季節イベント(ハロウィン・クリスマス会)
仮装やゲーム、プレゼント交換などを企画。
- ねらい:非日常のイベントが特別な思い出に。
- 工夫例:保護者参加型にすると交流の場にもなる。
活動ネタを選ぶポイント
- 子どもの発達段階に合わせること
- 安全面への配慮を徹底すること
- 楽しさと学びを両立させること
- 保護者との連携を意識すること
まとめ

児童発達支援・放課後等デイサービスでの活動は、子どもたちの成長を支える大切な時間です。今回紹介した10タイプの活動ネタは、運動・感覚・創作・学習・社会性など多方面から子どもたちをサポートできます。
この他にも、専門の講師を招いて習字や絵画、そろばんなどを行っている事業所もあります。専門性の高いプログラムは事業所の差別化にも役立ちます。マンネリ化を防ぎ、子どもたちが「また来たい!」と思える活動を取り入れていきましょう。
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